神農祭(大阪道修町)

2016年11月22日(火)


大阪市の道修町で開催される神農祭。会社の昼休み時間、この江戸時代から続く由緒ある祭礼を覗きに出かける。武田、塩野義、田辺三菱など、道修町に立ち並ぶ製薬メーカーのキャラクターも集合するらしい。



御堂筋に面して巨大な張り子の虎が飾られている。江戸時代末期、当地の薬種商が当時大流行した「コレラ=虎狼痢(コロリ)」に処方した薬に、御守りとして張り子の虎を付けたことに由来するようだ。



ビジネス街には不似合いな露天がズラリと並び、昼食にするのか、サラリーマンやOLがたこ焼きやフランクフルトの店に並んでいる。食べ物ばかりか、金魚すくい、射的なども見られる。



神農祭の楽しみのひとつは、祭礼の笹飾り。各社の薬の箱やドリンクのボトルが吊り下げられている。以前より、数が減ったように思うんだけど、気のせいだろうか・・・。



製薬会社のキャラクターのパレードがやってきた。先頭は、この地の少彦名神社の「神農さま」だ。古代中国に伝承される医薬や農業を司る神様だ。



その後ろから、改源の風邪の神様、風神さんが続く。う~ん、昔テレビでよく見ていたのはもっと、怖そうなイメージだったような気がする。



大幸薬品の正露丸。箱でしかないようにも見えるが、正露丸くん、糖衣Aちゃん、との名前が付いている。



仁丹王子(森下仁丹)と、ロッチー(ロート製薬)ちゃん。



田辺三菱製薬の「たなみん」。一体何をモチーフにしたキャラクターなんだろう。



日本製薬のシンヤくん。勝手に想像すると、新薬→シンヤ→深夜→フクロウ、という流れで出来上がったのではなかろうか。



こいつは何者だぁ?パンフレットには紹介されていない謎のキャラクターも登場している。このほかにも、小林製薬とか常盤薬品とかのキャラクターもパレードしていたが、何分人混みがひどくて撮影がうまくできなかった・・・。



ここまで来たのだから、ビルの狭間にある少彦名神社にお参りしようと思ったものの、長い行列ができていて断念。



ちょうどこの日から、御堂筋では、イルミネーションが点灯された。神農祭などとは異なり、御堂筋イルミネーションなどは、歴史も物語もなく、お金を使っているだけの賑やかしイベントとしか思えず、好きにはなれない。