ハローキティ スタンプラリー(堺~住吉~難波)

2016年11月3日(祝) ③



堺での2つのスタンプラリーを終え、南海電鉄が主催している「HELLO KITTY  LOVES すみよし」スタンプラリーに取り掛かる。既に最初のスタンプは「さかい利晶の社」でゲット済。それにしても、どうして南海がキティちゃんなんだろうか。



堺の七道駅の西北、かつてダイセルの大きな工場があったところは、イオンの大型ショッピングセンターになっている。ここまで散々寄り道してきたのに、さらに2時間ほども、遅い昼食とショッピングで時間を費やしてしまう。



かつてのダイセルの面影を残す、赤煉瓦の建物。今は、イオンに併設されたイタリアンレストランになっている。



阪神高速の大和川線の建設も進んでいる。ほぼ全線が大和川南岸の地下トンネルだと聞くが、そのトンネルの入口ができあがっている。ここもダイセルの跡地だったはずだ。



堺駅を出発したのは10時前のはずが、2つのスタンプラリーで寄り道を繰り返し、さらに長い休憩を取ったものだから、大和川を渡ったのは14時過ぎ。こんなことをしていたら日が暮れてしまう。



阪神高速堺線の高架の下、国道26号線をテクテクと北に向かう。歩き始めて4時間ほども経って、ようやくウォーキングのエンジンが掛かってきた。



住吉公園。住吉大社の蔭に隠れてあまり知られてはいないが、美しい庭園のある大きな公園だ。



最近、ついに廃止されてしまった阪堺電車の住吉公園駅。レトロな駅舎は未だ残るが、宝くじ売り場と居酒屋が占拠している。線路も取っ払われて駐車場になっていた。まあ、歩いて1分のところに住吉鳥居前停留所があるのだから仕方あるまい。



住吉大社にやってきた。いかにも場違いな雰囲気のピンク色のキティちゃんのフラグが林立している。





住吉大社の名所、太鼓橋。勾配がきつすぎて、橋というより、階段に限りなく近い。



その橋の袂に、ドでかいキティちゃんの絵馬がドーンと据え付けられている。何も知らずに、大阪を代表する古社、住吉大社にお参りに来た人は、この違和感に驚愕することだろう。



さすがに本殿周辺は静謐な雰囲気を保っている。ちょうど七五三のシーズンで、子供連れの参拝者が多く見られた。



チンチン電車って、あらためて頭上を観察すると、随分多数の電線が縦横に張り巡らされている。路側にも、一般の電柱と同じくらいの数の、電車に電気を供給するための電柱が建てられている。



北畠親房、顕家をお祀りしている阿倍野神社に立ち寄る。旧別格官幣社だ。はじめて阪堺線側からやってきたが、えらく急な階段がある。上町台地の南端付近にあって、この辺りには結構坂が多い。



天下茶屋付近のお地蔵さん。西成区にはお地蔵さんの数がひどく多いように感じる。戦災を免れた地域が多く、古い家も多く、お地蔵さんも残ったのだろう。戦災で焼け野原と化した大阪中心部にも、かつては多くのお地蔵さんがあったのかもしれない。



難波に着いた頃には、日も暮れかけた頃。空の色のせいか、なんばパークスの層状の建物が、古代遺跡の発掘現場のように見えてくる。



なんばパークス、高島屋と、スタンプをゲットして、最終ポイントが、なんばシティの免税カウンター。このスタンプラリーは、日本人だけでなく、世界で人気のキティちゃんにあやかって、海外からの旅行客に住吉をアピールする狙いがあると、ここで気付く。



5体のキティちゃんスタンプをゲットして、無事スタンプラリーは完了。この台紙は日本語版だが、なんと、英語版、中国語版、韓国語版、も用意されているのだ。



住吉大社のPRチラシも、3ヶ国分揃っていた。(なぜだか、逆に日本語版が見当たらない)



スタンプコンプリートのご褒美は、サンリオのカレンダーか、南海特製のノートの二択。ショボいものと思いきや、デザインも厚みも随分立派なものだったので、南海ノートを選択。



歩数は3万歩超と、結構な長距離を歩いたが、こういう時に限って、スマホの歩行軌跡記録アプリが不調で、堺の妙国寺付近で停止していた。