2017年8月16日(水)
山陽電車の創立110周年記念で開催されている沿線クイズ&スタンプウォークは完歩したが、山陽電車では別の110周年スタンプラリーも開催されている。既に沿線クイズ&ウォークに併せて6つ中4つのスタンプはゲットしているが、神戸港の2施設のスタンプを取り残している。
所用のため、高速神戸駅で下車。恒例となっている阪神電車のアンパンマンスタンプラリーが開催されている。今回のスタンプ駅は、高速神戸、岩屋、魚崎、西宮、梅田、西九条の6駅。以前阪神沿線を歩き尽くしてコンプリートしたので、今回はもういいや、と思っているが、せっかくなのでスタンプをゲットしておく。
高速神戸駅から、JR神戸駅・ハーバーランドに通じる地下道には、交番がある。地下道に交番というのは、他にもありそうなんだけど、他にあまり思い付かない・・・。
ハーバーランドは、最近ますますアンパンマン目当ての来訪者の比率が上がっているように感じる。アチコチにアンパンマン関連のサインやオブジェがみられ、まるでアンパンマンランドだ。それにしても、アンパンマンの頭って、こんな球形だったのかぁ。アンパンとしては食べにくそうな形だ。
中突堤中央ターミナルから、ちょうど帆船が出航していく。船って、乗るのはあまり好きではないけれど、見ている分にはとても優雅だ。
ポートタワー。一体何回この写真を撮っていることだろうか、と思いつつ、今日も撮影してしまう。このブログも投稿数が600本を超えたが、最も登場回数の多い建造物のひとつではないかと思う。
ポートタワーの下に、お目当てのスタンプを発見。さあ、コンプリートまで、あと一つ。
最後のスタンプは、ポートタワーに程近い神戸海洋博物館。なかなかに斬新な意匠の建物だ。
海洋博物館で最後のスタンプを押印し、6つのスタンプが揃った。が、記念品受け取りのためには明石まで出向かねばならない。う~ん、まさか記念品だけのために明石まで電車に乗っていく訳にはいかない。明石付近のウォーキングコースを考えねば・・・。
未だ3kmほどしか歩いておらず、さすがにウォーキングをここで終了する訳にはいかない。開港150年で盛り上がる神戸港を散策しながら、以前から気になっていた摩耶大橋を目指して東に進む。
もっとも、150年の間、順風満帆であろうはずがなく、様々な苦労の末に、今日の賑わいがある。特に、阪神大震災で、神戸港が大きな被害を受けたことは決して風化させてはならないのだが、震災モニュメントゾーンには、あまり人が見当たらない。
海軍操練所跡。勝海舟の建言で設立された海軍士官養成機関で、坂本龍馬や陸奥宗光などが学んだことで知られる。大きな錨と分厚い書籍が組み合わされた記念碑があるが、思うに、実践と理論の双方を養成したということなんだろう。
神戸港を東に進む。昭和初期頃の建設と思われる古い建物がかなり目立つ。この神戸税関もその一つ、と思って、写真に収めたが、調べてみると平成に入って一部を残して大改築されていた。歴史的建造物のイメージを残しつつ、うまく改築したものだ。
摩耶大橋に向けて、東へ東へと進むが、およそ歩行者の存在を無視したような道が続く。そもそも、摩耶大橋が歩いて渡れるかどうか、徐々に心配になってくる。
大型倉庫が建ち並ぶ道を進む。倉庫や港湾に勤める人達の通勤用として市バスが運行している。標識の縦木に記された停留所名が、手書きでとてもレトロな雰囲気だ。
摩耶大橋は有料、という標識が現れるが、歩行者に関する情報は無い。摩耶大橋は、ポートアイランドとハーバーランドを結ぶハーバーハイウェイができる前からあった港湾道路なので、管轄も「みなと総局」となっている。
どんどん東に進んでいくと、おお、歩行者用の階段があるではないか。って、資材置き場の中にあるようで、一体どうやって、あの階段に辿りつけるのだろうか・・・。
摩耶埠頭を見渡すことができる岸壁まで出てきた。あらためて見ると随分長い橋だ。なんとかして渡りたいものだ。
で、資材置き場の中に入り込み、ようやく階段までやってきた。ここまで立入禁止の標識は無かったはずだが、こんなところに入り込んでいいんだろうか。一般歩行者用の階段には見えないし、周囲に人の気配は全く感じられない。
意を決して、階段を上っていく。登り切ったところ、車道との間の縁石は低く、フェンスも低い。手摺りもない。
歩くには少々おっかない橋だ。車の通行で橋は結構揺れるし、風も気になる。そもそも高所は苦手なのに、えらいトコに来てしまった・・・。フェンスが低いので眺望がいいんだけれど、その分怖い。なんだか心臓がバクバクする。
へっぴり腰で摩耶大橋を渡り切り、摩耶埠頭に到着。やれやれである。もう二度と歩くことはなかろう。車は110円の通行料を払わなければならないが、歩行者は無料だ。
未確認ながら、さらに灘浜に渡る道も歩けないものかと思って、東に進んだが、ハーバーハイウェイの高架はドンドン高度を増し、階段も現れないまま岸壁に至る。
灘浜に橋で渡ることは諦めて、積み上げられたコンテナのなかを通って帰路につく。よく見ると、ただの箱と思っていたコンテナの後ろに機械が付いたものがある。空調機だ。温度管理が必要な品物は、こうした空調機付きのコンテナで運ばれるようだ。
阪神電鉄の西灘駅に戻って、今日のウォーキングはお終い。10km強の距離だったが、この暑さでは、この程度の距離で留めておくのが無難だ。
平日とはいえ、ハーバーランドは観光客で大賑わい、逆に港湾地区は作業もなく静かな限りだった。もっとも、世間的にも夏休み気分は今日あたりまでだろうが、明日は出勤と思うと気が重い。