守口~枚方(京阪沿線街道めぐり)

2018年8月17日(金)


先日、お盆休みのためにスタンプポイントになっている店が閉まっているというアクシデントに見舞われた京阪沿線街道めぐりスタンプラリー。気を取り直して、地下鉄守口駅から再スタートだ。



先日は閉店していたお洒落な喫茶店「文禄堤薩摩英国館」が今日は開店中。無事、スタンプをゲットする。



文禄堤の上に敷設されていた京街道を東に進む。奈良・野崎方面に向かう分かれ道を示す古い石標が残っている。



ここを通るたびに目を引く成田山の交通安全像。以前と異なり、ドライバーがシートベルト風のたすきを掛けている。



歩き始めて間もなく、パナソニックミュージアムにやってきた。今年はちょうど創業100周年にあたるようだ。



まずは「ものづくりイズム館」。パナソニックが創業以来、開発、製品化し、市場に送り出してきた新旧の家電などが展示されていて、とても興味深い。



大阪万博で話題になったタイムカプセルのレプリカも展示されていた。実物は大阪城にあることは知っているが、開封されるのは5000年後、なんと西暦6970年ということには驚かされた。



続いては、パナソニックの創業者、松下幸之助の生涯を紹介している松下幸之助歴史館を訪問する。



ものづくりイズム館と異なり、こちらは和のテイスト。少年時代から乗り越えてきた幾多の苦難を学びながら、松下幸之助の企業感、経営観、人生観といったものが浮かび上がってくる。



両館では、嬉しいことに大阪万博に関するクイズラリーも開催されていた。2つのミュージアムの展示をよく見ると、回答できる簡単なクイズに6問正解すると、賞品が貰える。



嬉しいことに、EXPO70での松下館の復刻スタンプがあった。中学1年生の頃、何度となく会場に通い、おそらく全てのパビリオンを訪れ、全てのスタンプを集めた。今なお続くスタンプラリーファンとしての原点だ。



門真市駅でモノレールの下を潜る。先般北大阪で発生した地震では長らくモノレールが運休した。十分な耐震設計が為されているとは思うが、あらためて見ると橋脚などは思いのほかスリムにできている。しっかりと点検してもらいたい。



京阪古川橋駅を通り過ぎる。京阪の高架に沿った狭い道だが、門真市のカラーマンホールがズラリと並んでいる。どの市でも高価なカラーマンホールは、ここ一番の場所に設置されていることが多いのだけど、古川橋駅って、何があったっけ。



京阪萱島駅。楠の大木が高架ホームとその屋根を突き抜けていることで知られる駅だ。ホームの下には萱嶋神社があって、楠は御神木らしい。



神社の境内からホームを見上げてみる。楠にとってはやや窮屈そうではあるが、かなり苦労して御神木の楠と高架駅を両立させていることが判る。



門真市から寝屋川市に入る。寝屋川と京阪本線に挟まれた道をテクテクと進んでいく。



寝屋川市には、大きな京阪の車両基地もあるのだが、外部からは見えにくい構造になっている。



寝屋川市内ではマスコットキャラクター「はちかづきちゃん」がアチコチに見られる。寝屋川に伝わる民話「鉢かづき姫」をモチーフにしたものだろうけど、マスコットが被っているのは鉢ではなく、皿か盃のようにしか見えない。



枚方市に入る。歩いているうちに、遠くに見えた枚方パークの観覧車が、少しずつ近づいてくるのが判る。



スタンプポイントになっている枚方宿鍵屋資料館。もう何度も入館しているので、今日はスタンプだけ押させていただいた。



守口宿でもそうだったが、枚方宿も訪問する度に宿場町の雰囲気が出てきているように思う。建物の外装や、ちょっとした表示などで、随分と雰囲気は変わるものだ。



守口宿から枚方宿まで、隣の宿場町まで歩いただけというのに、この疲れようは何なのか・・・。氷屋さんが大繁盛しているのを横目に、京阪枚方市駅まで歩いて帰路につく。



本日の歩行軌跡。ほとんど京阪電車の軌道に沿ったルートになっている。