JR・阪急 in 北摂スタンプラリー(総持寺・富田)

2018年8月11日(土) ①


猛暑や寝不足のせいで、心身ともに外出できるような状態ではないのだが、家に籠っていてもさらに気分は落ち込むばかり、と、北摂地域で「伝統のライバル」JRと阪急がコラボしたスタンプラリーに出掛ける。



北摂地区の任意の阪急3駅とJR2駅のスタンプをゲットすればコンプリートなのだが、両鉄道間の距離が近く、駅が集中している茨木エリアに狙いをつけ、まずはJR総持寺駅にやってきた。主要駅ではないのだが、ホームには転落防止装置が完備されている。



駅前のロータリーには、近鉄バスの乗り場がある。鉄道路線が近い阪急や京阪がバスを走らせていることは当然として、茨木市で近鉄バスを多数見かけることに長らく違和感を覚えていたのだが、調べてみると、60年ほど前に茨木バスという地場のバス会社を近鉄が系列化したようだ。



最近制定された「次なる茨木へ。」という市のブランドメッセージがアチコチに見られる。黄色の線が地軸と同じ23.4度になっているらしい。どこの町のスローガンであってもおかしくないようなメッセージに思えるが、「茨」の字のなかに「次」があることがミソなのかもしれない。



西国三十三所の二十二番、総持寺。9世紀の創建だというが、信長に焼き尽くされるなど、再建を重ねてきたようだ。歴史あるお寺としては山門は比較的新しいものに見える。



暑さのせいか、お参りする人も疎らのようで、境内はガラ~ンとしている。助けた大亀に命を助けられたという総持寺創建の由来となる逸話をもとにしたと言われる「亀に乗った千手観音像」は秘仏として本堂の奥深くにおられるようだ。



その代わり、ということなのか、山門前の石柱は亀の上に載っているというデザインだ。亀にしては立派な耳が付いている。



西国三十三所は古来多くの人々が巡礼する歴史ある霊場だが、最近、スイーツ巡礼なるものが登場している。それぞれの札所の名物となるスイーツを食べ歩くというものらしい。信心持っての霊場参拝とは真逆の趣旨のようにも思えるが、まあ動機は人それぞれでいいのだろう。



総持寺駅のスタンプはご丁寧なことに改札内と改札外の2ヶ所もあったが、次の摂津富田駅では、改札口係員に申し出よというスタイル。鉄道会社のスタンプラリーは、スタンプが改札内外いずれにあるか、いつものことながら気を揉む。



JRの摂津富田駅から、阪急富田駅までの間は200mほど。短い商店街になっている。おそらく梅田は別にして、京阪間で最も駅間距離が短いところだ。



予想していたとおり、阪急富田駅のスタンプは改札内。止むをえず、富田駅で入場し隣の総持寺駅まで電車で移動する・・・。



当然ながら総持寺駅のスタンプも改札内。今回は、新作のスタンプではなく、既存の駅スタンプを利用している。阪急の駅スタンプがほぼ例外なく改札内に設置されていることなど、とうに知っていたはずなのに・・・。




結局、総持寺駅からそのまま高槻市駅まで行って、阪急3つめのスタンプをゲットして、スタンプラリーは終了。歩くことが主目的で、スタンプは二の次のはずなのに、結局歩いたのはJR総持寺駅から摂津富田駅の1駅の間だけ・・・。



コンプリートのご褒美を高槻市駅の「ごあんないカウンター」で頂戴する。JRのクリアホルダーと、阪急のノートのセットだ。



まるで歩く気が起こらない気持ちを奮い立たせて、ここまで出掛けてきたものの、これだけ歩かないと逆にストレスが高まってしまう。予定外ではあるが、このまま北上し、長岡京市でのイベントにも参加することとする。(②に続く)