芦屋睦の宮詣で(2022)

 2022年1月3日


芦屋市内の6つの神社を巡りスタンプを集める「芦屋睦の宮詣で」に今年も出掛ける。8㎞ほどのウォーキングは年末年始で弛んだ体をリセットするには丁度良く、このイベントが始まった2016年から7年連続の参加となる。



ホントは七兵衛山あたりに登るつもりだったけれど、踏ん切りがつかないうちに午後になってしまい、芦屋六社めぐりに急遽変更。新年早々杜撰な計画ぶりで先が思いやられる。午前中なら多くのハイカーの姿が見える芦屋川駅北の広場にもはや人の姿は見られない。




芦屋川駅から阪急に沿って西へ。最初の訪問は三条八幡神社だ。既に神戸市との市境に近く、境内には尼崎藩領西端の石碑が残っている。ここでスタンプラリーの台紙を貰い、最初のスタンプを押印する。



芦屋・神戸の市境に沿って南へ。二つ目の神社は津知日吉神社。神殿の両脇には狛犬ではなく、「日吉さんと言えばお猿さん」と言われるとおり、ここでも神猿の像がある。もっとも昨年に続いて、猿の口はマスクで覆われている。



国道2号線を東へ、在原業平がこの辺りに住んでいたということに由来する業平橋を渡る。芦屋川の向こうには六甲の山々が連なっている。1月にしては暖かく、絶好の登山日和だったなぁ…。



JR芦屋駅の東にある阿保天神社。菅原道真に加えて、御祭神にはこの地に住んでいたと伝わる在原業平と阿保親王(業平の父、平城天皇の皇子)が名を連ねている。プレイボーイのイメージが強い業平が、神様に祀り上げられていることにちょっと違和感がある。



阪神打出駅近くにある打出天神社。芦屋市内では芦屋神社とともに神主さんや巫女さんがおられる大きな神社だ。それだけに参拝客も多く、長い行列ができていて拝殿に辿り着くまでに何分も待たなければならない。



学問の神様を祀る天神社だけでに絵馬堂などには合格祈願の絵馬が多く掛けられている。



JRを北にわたって岩園天神社に向かうが、この辺りは開かずの踏切で有名なところ。踏切の脇には何百mも先にある地下道が案内されているけれど、自動車や自転車ならともかく、そこまで遠回りする気にはなるはずもなく、我慢強く遮断機が開くのを待つ。



阿保親王塚。あまり詳しくは無いけれど、親王の身分にしては立派すぎる御陵のように思える。どうやら阿保親王を祖とすると言われる毛利氏が、江戸時代に塚を整備したようだ。



西宮市境の近くまで住宅街の坂を登って岩園天神社へ。毎正月に訪問するというのに、いつも道に迷ってしまう。毎正月に訪問するけれど、いつも神社の方が境内を掃き清めておられることには驚いてしまう。



岩園天神社から坂を登ったり下りたりを繰り返して、最後の芦屋神社へと向かう。途中にある朝日ヶ丘縄文遺跡跡には芦屋市のジオラマがある。改めてみると、いつも登っている芦屋の鷹尾山あたりの尾根筋は遺跡だらけだ。



山登りとは比べようもないけれど、芦屋の山手は坂だらけ。階段も多くてそこそこいい運動になる。



芦屋神社。ここも大行列ができている。臨時の駐車場も用意されているけれど、駐車場に入れない車がたくさん路上駐車している。



芦屋神社で台紙に6つのスタンプが並んだ。この7年間スタンプの図柄は変わらない。おそらくスタンプそのものも変わっていないと思われる。そろそろスタンプを新調しても良い頃かもしれない。



スタンプコンプリートのご褒美は、例年同様にお守りの木札。数年前と異なり、それぞれの神社周辺では台紙を持ってスタンプを集めている人を多く見かけるようになった。授与される木札の数もかなり増えているのではなかろうか。



今年も無事芦屋六社めぐりを終え、早くも夕暮れの気配が迫る芦屋の町に向かって、坂を下りて行く。



YAMAPの歩行軌跡。歩行距離は8㎞強。参拝なども含めて所要時間は2時間半ほど。