2013年8月3日(土)
午前中に用事を済ませて、枚方の国見山~交野山の縦走に向かう。軽いハイキングのつもりだったが、JR津田駅に降り立つと、やはり暑い。こんな日に、しかも午後から、山に登れるか、と歩く前からウンザリして、津田駅前に立てられたハイキングマップの前でしばらく悩む。
5年ほど前に逆コースを歩いたことがあるが、山頂以外は記憶に残っていない。手元にあるのは、以前購入した、生駒山系ハイキングガイド「いこいこまっぷ」。24コースも紹介されている充実ぶりだが、細かな道順は示されていない。まあ、案内標識も充実しているので、大丈夫だろう。
地蔵池に隣接した、オアシス共園。「共園」って何だろうか。公園と何が違うのだろう。
立ち止って地図を確認することさえ、鬱陶しく感じる暑さ。どこで間違ったのか、道が山からどんどん離れていく。第二京阪が完成したり、新しい住宅街ができたせいか、元の道が変わってしまったのかもしれない。
あちこちウロウロして、ようやく第二京阪を横断できるところを見つけることができた。
第二京阪を渡った所に、津田サイエンスヒルズと名付けられた企業団地が広がっている。関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)の一部だ。そもそも、文化+学術+研究、京都+大阪+奈良、と欲張りすぎた感が強い計画だったが、30年ほども経って、未だ発展途上。私のしごと館の廃止など、さらに先行き不透明な状態だが、この津田地区は、ほぼ完成しているようだ。
サイエンスヒルズの片隅に押しやられたような、国見山の登山口に辿りついたのは、津田駅を出て1時間も経った頃。ここまで予定の倍の時間がかかっているうえに、既に暑さと疲労で、汗ビッショリだ。
市街地を歩いているより、山道を歩く方が、日陰や風もあって、歩きやすい。もっとも、既に蓄積された疲労のため、足取りは至って重い。
ヨレヨレになりながらも、国見池、夫婦岩を通り過ぎたところで、右足太腿の裏側が痙攣して、歩けなくなってしまった。こんな所を攣るのは記憶にない。残り少ない水を我慢したための脱水症状なのかもしれない。幸い道端にベンチがあったので、10分ほど休憩。
再び歩き始める。木立に囲まれた緩やかな登りでしかないのだが、やはり右足がおかしい。国見山山頂への分岐点近くにある休憩所で、残った水を飲み干し、シャツを着替えて、本を読みながら思い切って数十分休憩し、ようやく足の違和感が消えた。
長い休憩のあと、ようやく国見山の山頂へ。かつて津田城があったところだ。
標高はわずか300mほどだが、枚方や交野の街を遠く見渡すことができる。淀川もよく見える。
この道は、おおさか環状自然歩道の一部になっている。能勢の三草山とか、高槻のポンポン山など、この自然歩道とは、アチコチで出会っている。能勢から岬町まで繋ぐ計画だったようだが、整備は中途で終わっているようだ。正確な地図も見当たらない。
自然歩道は、ゴルフ場の敷地の中を突き抜けているようだ。両側を金網に仕切られた道を進むと、ゴルフ場の下を潜っていると思われるトンネルが現れた。
キノコ類が数多く見られる。かなりいい感じのキノコに見えるが、毒の有無を見分けることは素人には難しい。
いかにも毒キノコっぽいが、どうなんだろうか。
白旗池。様々な渡り鳥が飛来することで知られる。「交野いきものふれあいの里」が池の畔に設置されている。
交野市の野外活動センターが、道ごとに名前を付けている。ありじごくの小路のような、恐ろしげな道も見られるのだが、周囲を見渡しても、蟻地獄らしきものは、見つけることができなかった。
舗装された道に出る。道はどんどん下っていく。この日のハイライトは交野山(こうのさん)の予定だったのに、どこで間違ったのか、交野山から離れていく。山頂の巨岩の上からの眺望を楽しみにしていたのだが、日を改めよう。今日は疲れた・・・。
舗装された道をさらに下っていくと、ゴルフ場の入口が出現した。どうやらゴルフ場の中の自動車道を下ってきたらしい。次々と追い越して行った乗用車は、皆ゴルフ帰りだったのだろう。
帰路も、再び道に迷いながら、ヘトヘトになって、再びJR津田駅に戻る。
まとめ
歩行距離 6~7kmくらい?
所要時間 209分 (3時間29分) うち1時間は休憩・・・
歩数 17100歩 (しっかり11800歩)