伏見五福めぐり(2021)

 2021年1月5日


2009年から参加している伏見五福めぐりに出掛ける。今年参加すれば干支の土鈴を12個揃えることができる。コロナ禍で参加を躊躇していたが、混雑する三ヶ日を避けた平日午後に一気に5つの社寺を踏破することにしたい。



今年は藤森神社からスタート。混雑を避けるためとはいえ、既に14時半。16時には社務所が閉まるところが多いため、かなり急いで歩かなければならない。



門の付近ではいつもと同じ風景だと思われたけれど、境内に入ると、例年とは異なり「感染予防のお願い」の旗が数多く設置されている。しかも正月5日とはいえ、境内には数えるほどの参拝客しか見えない。



藤森神社から乃木神社に向けて、南へと進む。JR奈良線の複線化の工事が進められているが、全線複線化までには、まだ何年もかかるようだ。



最短ルートを進むため、伏見桃山の御陵ゾーンを通り抜けていく。参道に入ると厳かな気持ちになる。なぜだか空気もヒンヤリとしているように感じる。



時間の余裕がないので、今日は寄り道無しと決めて歩いていたが、桓武天皇稜にチョコっとだけ立ち寄る。平安京遷都や蝦夷東征など、良くも悪くも積極的な天皇だったようだ。特に京都市民にとっては特別な存在であることは間違いない。



桓武天皇陵や明治天皇陵を含む広大な桃山御陵地域は宮内庁が管理し、参道を除いては立入が禁止されている。よく手入れされた緑地を想像しがちだが、エリアのほとんど手付かずのままの樹林になっていて、鳥や小動物が多く棲息しているようだ。



藤森神社から30分ほど歩いて、乃木神社に到着。ここでも門前に、コロナに注意喚起する貼り紙が門前に掲げられている。



乃木神社でも人の数は数えるほどしか見えない。拝殿の前には、参拝者が密にならないよう、並ぶ位置をコントロールするためのシールが路面に貼り付けられている。



御香宮神社でも、やはりソーシャルディスタンス確保のための注意喚起をする大きな看板が立てられている。もっとも今日は参拝者も少なく、拝殿前もガラガラだ。



手水鉢もコロナ対策が施されている。柄杓で水を掬うのではなく、竹筒から水が流れ落ちるようになっている。



境内には伏見城の残石と言われるものが積まれている。採石されたものの使われることがなかった残念石だろうか。ここが伏見城建設の工事資材置き場になっていたのかもしれない。



御香宮神社から大黒寺に向かう。いつのまにやら旧伏見区役所が完全に撤去されて、空地になっていた。跡地は何に使われるのだろうか。



大黒寺。薩摩藩に縁の深い寺として知られているものの、他の4社寺と比べて小規模なお寺だ。門は敷地内にある保育園と共用になっている。



寺社だけではなく、大手筋商店街の人出も疎らだ。



いつもは観光客でにぎわう酒蔵エリアも、ひっそりとしている。正月三ヶ日がどうであったのかは判らないが、多くの人々が外出を控えていることは明白で、そんななかで五福めぐりをしていることに少なからず罪深いものを感じてしまう…。



伏見名物の十石舟。昨年の桜の季節は、コロナ禍のため運航を自粛していた。今年の春には是非多くの人で賑わうようになってもらいたいものだ。



五福めぐりの最後は長建寺。社務所が閉まる16時の数分前に無事到着。しだれ桜や黄桜が植えられた境内には他に誰もいなかった。



中書島駅に戻ると、隣の伏見桃山駅で人身事故が発生とのことで、京阪全線が止まっていて多くの乗客が改札口で途方に暮れていた。人がたくさん集まっているところに今日初めて出くわした。



本日の歩行軌跡。7㎞を急いで1時間半ほどで歩ききった。



例年どおりの干支の色紙だけれど、いつもとは異なり「疫病退散」の文字が入っている。



五社コンプリートの記念品。牛の土鈴だ。カラコロと良い音がする。



12年がかりで、やっと全ての干支の土鈴が勢ぞろいした。初めて貰った虎だけが黄色だが、その後は白い土鈴ばかり。来年の虎も黄色いのだろうか。