十文字山・打越山・七兵衛山(神戸市東灘区)【六甲山系】

 2021年1月6日


寒さも本格化して、積雪の心配が無さそうな六甲前衛の低山が中心になってしまうが、地図と睨めっこしていると、未登頂の山がいくつもあることに気づく。住吉川上流の十文字山もそのひとつだ。道が凍っていなければ、さらに打越山まで足を伸ばしてみよう。



十文字山への登山ルートはあまりメジャーでもないので、寂しい道を予想していたけれど、意外なことに延々と舗装道が続く。先には妙法寺というお寺があるばかりのはずだ。



舗装道を20分あまり歩き、妙法寺の門までやってきた。舗装道とはいえ、急勾配の道で結構疲れたが、十文字山の山頂はすぐそこのはずだ。



舗装道が終わり、妙法寺の境内の外周に沿って進んでいく。ようやく登山道らしくなってきた。十文字山はどこだ?



あれれ、山頂らしきものが見当たらないうちに現れた登山路標識によれば「十文字山」は既に通り過ぎてしまったようだ。おかしい、ここまでずっと上り坂だったはずだが…。お寺の境内に山頂はあるのだろうか。



十文字山の山頂発見を諦めて更に進んでいくと、登山路から境内方面へと入り込む細道がある。ちょっと気になって進んでいくと宗教施設らしき塔が現れた。フェンスがあって中には入れないが、どうやらここが十文字山の山頂らしい。



十文字山の山頂には立てず、カッコいい山の名前の由来も判らず、ちょっと消化不良だけれど、さらに北へ、打越山に向かって歩いていく。



とても快適な登山道だ。最近は岩っぽい道ばかり歩いていたので、杉木立のなか、土の道を進むのがとても心地よい。



先日歩いた金鳥山方面への道と分岐し、打越山へと向かう。六甲前衛は、多くの道が輻輳して分岐点も多いので、うっかりすると簡単に道間違いしてしまう。



標高481mの打越山の山頂に到着。たくさんの石のベンチが並んでいる。ふと諸葛孔明の石兵八陣を思い出してしまう。ここまで積雪や凍結の気配は全く無い。今日も念のためアイゼンを抱えてきたけれど、幸いなこtに出番は無さそうだ。



遠くに六甲山のアンテナ群が見える。年末年始にはかなり雪が積もったようだが、今日遠目に見た限りでは積雪の気配は感じられない。もっとも明日から再び大寒波が襲来するらしい。



何本もの道が交差する打越峠までやってきた。先日歩いた八幡谷に多く設置されていた手作りのベンチが多数見られる。この峠からは八幡谷にもつながっている。



可愛い手作りの標識が立っている。先日は体が重くて立ち寄らなかった七兵衛山にもちょっと立ち寄ってみよう。今日はすこぶる調子がいい。



調子がいいのも当然かもしれない。ここまで一番の急坂は十文字山までの舗装路で、その後は緩やかな坂が続いた。打越峠から七兵衛山までの坂はちょっと急だけれど、体力の余裕はたっぷりで一気に登っていく。



七兵衛山。標高は462mだ。八幡谷のベンチや手摺りを整備された方の作品と思われる木製ベンチが並んでいる。



七兵衛山からの眺望は抜群。神戸の街や港ばかりではなく大阪湾全体が見渡せる。絶好の昼食休憩場所だ。たくさんのベンチが並んでいるのも無駄ではなさそうだ。



七兵衛山から打越峠に戻り、住吉道へと向かう。黒五谷の渓流を渡っていく。



住吉道まで下りてきた。ここまで来ると住吉川に沿って勝手知ったる道をゆっくりと下っていくだけだ。川沿いのため道が水に浸かることが多いせいか、石畳が施されている。でも晴れた日の石畳ってかなり歩きにくい。



雨が降ると湿地化するのだろうか。木道が整備されているところもある。さすが六甲のメジャー登山道は良く整備されている。



五助堰堤。堰堤の上流側は、堰き止められた土砂によって広い荒地ができあがっている。




植林した苗木を守るため、樹脂製の円筒が被せられている。風雨よりも獣害への対策なのかもしれない。ただ以前は白透明だったものが最近は風景に溶け込ますためか緑色をよく見かける。でも緑色が鮮やかすぎるなぁ…。写真ではCGで合成したように見える。



山裾に開発された住宅街、住吉台を横目に見ながら九十九折になった舗装道を下っていく。



白鶴美術館前の標石に国鉄住吉駅の文字がある。JRになって既に30年以上も経つ。標石はさほど古いものには見えないのだが、ひょっとしてJRになってなお、誰かが国鉄という言葉に拘って制作したものかもしれない。摂津本山駅の近くにも同じようなものがあったはずだ。



本日の歩行軌跡。歩行距離9.3㎞、累積標高516m。今の体力に見合った快調な山歩きだった。これくらいなら次の日に疲れを持ち越すことはないだろう。