2019年1月16日(水) ①
カリフォルニア州のサンディエゴにやってきた。仕事を終えた後、夜のフライトまでの時間を許す範囲で、メキシコとの国境の町を歩き回ってみよう。
宿泊していたのはダウンタウンのリトルイタリー地区からスタート。港を見下ろす高台にあるこのエリアには、お洒落なレストランが並ぶ楽しそうな街だけど、ここでウロウロしている時間はない。
レンタサイクルがアチコチに置かれているのは。他の米国の都市と同じだけど、レンタルスケートボードも多数見られる。度々訪問するニューヨークやテキサスでは見られない風景だ。
リトルイタリーから坂を下り、港湾地区にやってきた。ホエールウォッチとかも面白そうだが、海事博物館が 。帆船ばかりか潜水艦内部の見学までできるらしい。
空港が近いため、着陸する飛行機が町のすぐ上を飛んでいく。いつもは派手にしか見えなかった青・黄・赤のサウスウェスト航空の機体が、この町の風景にはよく似合っているように感じる。
今は博物館になっている空母ミッドウェイの傍にある防犯カメラ?の上に、カモメが羽根を休めている。凛々しく胸を張って太平洋の彼方を見つめているようだ。
空母ミッドウェイがの横に「勝利のキス」と呼ばれる像がある。ライフ誌に掲載された日本の降伏に沸き立つNYのタイムズスクエアで水兵とナースが喜びのキスをしている有名な写真を立体化したものだ。
岸壁に座る男性の横に黒い水鳥がチョコンと座っている。特に餌をあげている様子もないのだけど、長い時間、話し合っているように並んでいる。なんともホッコリさせてくれる光景だ。
ダウンタウン南のコンドミニアム群。海岸に沿って、茶色ベースの色彩に統一されている。椰子の木の街路樹など、随分と南の町に見えるけど、日本でいえは長崎くらいに相当する緯度でしかない。
サンディエゴパドレスの本拠地、ぺトコパーク。スタジアムの周囲に関連するビルが取り囲んでいるため、外周道路からスタジアムを覗き見ることができるところが限られている。
シーズンオフを利用して、グランドの大整備が行われている。天然芝のグランドなのだが、芝は全く無く、ブルドーザーを使って大量の土が盛り上げられている。あと2ヶ月で野球ができるグランドになるのだろうか。
サンディエゴ随一の繁華街、ガスランプクォーター。飲食店やブティックが並んでいる。酒場や劇場もあって、ナイトライフも楽しめるところのようだ。
サンディエゴの公共交通はバスとトロリー。トロリーは町の中心部に3路線が敷設されている。真っ赤な車体が印象的だ。
ダウンタウンから北へ、バルボア公園にやってきた。大阪の万博公園の約2倍となる2.4km四方。1915年、サンフランシスコとの万博開催争いに敗れたものの、サンディエゴは非公認の万博を開催したという。その会場跡地がこの公園らしい。
広々とした公園内には様々な施設とともに、種々の植物が植栽されている。とんでもなく絡まったサボテン(たぶん)がある。
パンダもいるサンディエゴ動物園の前にあるライオン像。左足一本で躍動する体躯を支えている。芸術的にも素晴らしいと思うが、それよりも力学的に不思議でならない。
動物園周辺の道には、動物や鳥の足跡が点々と描かれている。平面的なものではなく、いかにも本物らしく立体的に彫り込まれている。なんとも手の込んだ道だ。
道の周囲の植栽も手が込んでいる。これは象の形に木を刈り込んだもの。動物園に入場しなくとも色々な動物に会えたような気がする。
万博の頃からの建物とも思えるレトロ建築も見られる。これは植物園だ。無料なので、内部を少し覗かせてもらった。
様々な博物館や美術館、美しい庭園など、バルボア公園だけでも見どころが一杯のようだ。西のスミソニアンとも呼ばれるくらいの観光名所だが、時間が無いので素通りせざるを得ない。
日本庭園もある。立体的な地形を利用して、起伏と深みのある庭園になっている。庭園の門前には茶店まで設置されている。
バルボア公園の入口。重厚な石造りの門はまるで城郭のようだが、これも万博の際に造られたものかもしれない。
急いでダウンタウンに戻らなければならない。随分遠く見えるけど、時間内に辿り着くだろうか。
大きな公園がある。驚いたことに、これは犬を連れて遊ぶための専用公園になっている。
途中でスマホの電池が切れたため、途中で途切れてしまった歩行軌跡を記憶をもとに書き足す。15km以上は歩いたはずだ。
散策中立ち寄った、空母ミシガンについては、別にアップする。