空母ミッドウェイ見学(サンディエゴ)

2019年1月16日(水) ②


サンディエゴ散策中、空母ミッドウェイに搭乗・見学する。第二次世界大戦直後に就役、ベトナム戦争や湾岸戦争で活躍し、退役後は博物館として公開されている。



サンディエゴの岸壁に停泊しているミッドウェイ。デカすぎて全長300mを超える船体すべてをフレームに収めることができない。



米国の歴代空母には1番から順番に船体番号が付けられている。ミッドウェイは41番だ。最新艦は既に80番くらいになっているようだ。



まずは甲板下の格納庫を見学する。ミッドウェイには142機の航空機が搭載されていたという。今はかつてミッドウェイに搭載されていた様々なタイプの航空機が格納庫に並んでいる。



それぞれの航空機には自由に乗り込むことができる。試しに戦闘機のひとつに乗り込んでみたが、なんとも狭い・・・。足の長いアメリカ人が、この機内に納まっていたとは信じ難い・・・。



古い戦闘機が並ぶ一方で、最新のフライトシミュレータも人気を博している。



格納庫から下に降りて、蒸気配管やボイラーが詰まった機械室なども見学できる。ここまで見学に来る人は少ないようで、説明の人(おそらく退役軍人)は、喜んで熱心に説明してくれた。



空母内の通路は複雑で狭い。居住区に繋がる通路の上にも配管や配線がギッシリと並んでいる。戦闘艦とはいえ、なんとも落ち着かないところだ。



これが乗組員たちの寝室。なんて窮屈そうなところだ。これでは気持ちも身体も急速できそうにない。命懸けで戦うばかりでなく、軍人の職務は実に大変なものだ。



長らく横須賀を母校にしていただけに、居住区のなかにある検問所などには日本語の注意書が見られる。横須賀では、食料や物資の納入など、日本人も多数出入りしていたと思われる。



映画やテレビでよく見るレーダー類や様々な通信機器が詰まった部屋。空母の中でもかなり機密性や重要性が高い部屋のような気がする。



いよいよ飛行甲板に出てきた。格納庫のなかにあったのが旧式で小型の戦闘機、おそらくはベトナム戦争当時のものだったのに対して、甲板上に見られるのはかなり新式の戦闘機のようだ。



戦闘機のことは全くといっていいほど知識がないのが残念。映画に出てくるようなカッコいいジェット戦闘機が甲板に並んでいるけど、何の解説もできない・・・。



胴体の下や主翼の蔭には、機銃のほかに、種々のミサイルが装填されている。ざっと見たところでも5~6種類のミサイルがあるようだ。



ヘリコプターや特殊航空機もズラリと並んでいる。



アングルドデッキというものらしい。離陸と着陸を同時に行えるよう、航空母艦の甲板上には角度が異なる2つの滑走路が設置されているため、航空甲板は歪で非対称な構造になっている。



空母の花形とも言えるカタパルトオフィサー。片膝をつき右手で行く手を指し示すお馴染みの格好をした人形が甲板上に据えられている。



戦闘機のコックピットの脇腹に、名前と階級、日付、そして、MIG-19とかMIG-17と書かれた飛行機マークがある。何の説明も見当たらないけど、おそらく撃墜記録だろう。階級は大尉か少佐と意外に階級は高い。撃墜日は1972~73となっているがベトナム戦争における戦闘によるものだろう。



艦内の土産屋のなかで、特に目に付くのが「TOP GUN」グッズ。トム・クルーズ主演の航空アクション映画の舞台が、ここサンディエゴのようだ。