武庫川リバーサイドウォーク(宝塚~武庫川)

2019年1月5日(土)


阪急の過去のハイキングマップを参考にして、武庫川に沿って宝塚駅から下流に向けて歩いてみよう。目標は15kmほど先の阪神武庫川駅だ。



宝塚歌劇のモニュメントが立つ阪急宝塚駅をスタート。幸い今日もいい天気だ。



武庫川に沿って大きなマンションが壁のように連なっている。驚いたことに、土手で遊ぶ子供たちが「ヤッホー」と大声で叫ぶと、見事な山びこが帰ってくる。これほど、はっきりとした山びこは、これまで経験が無いほどだ。宝塚の街中でのヤッホーポイントの発見に少々興奮してしまう。



宝塚観光ダム。武庫川観光ダムとも呼ばれているようだが、以前からとても気になっている。そもそも「観光ダム」とはなんだ?それに、確かに堰のようなものはあるけど、川をしっかりと堰き止めるようなものでもない。取水目的でも無さそうだし、景観目的なのかぁ?



武庫川の河原を歩いていくが、石がゴロゴロとしていて、結構あるきにくい。



河原歩きの「あるある」だが、横合いからの合流により急に行く手を塞がれることがある。事前にしっかりと地図を確認しておかないと、とんでもない遠回りを余儀なくされる。



河原で鳥に餌をあげているのだろうか。男性が挙げた右手に鳥が集まってくる。何だか楽しそうだ。こうした風景を見ると、リュックのなかにパンでもあればと思うのだが、パンなどを買ってもすぐ食べてしまうので、リュックにパンが入っているなんてことはまず無い・・・。



宝塚市内のゴロゴロした河原の道から、伊丹市に入ると、河原は整備された遊歩道に変化して、随分と歩きやすくなる。



尼崎市に入ると、天王寺川が武庫川に流れ込む。この川は、かつて行基が用水路として開削したとも伝えられているらしい。



桜が植樹され、とても気持ちのいい公園になっている。そして、桜のある土手ではお定まりの「バーベキュー禁止」の看板がアチコチに立てられている。



阪急のマップには「道幅狭い、一列で歩くように」と書かれているところ。いや、これは道とは言えないだろう。堤防の上部でしかない。が、こういうところを歩くのはとても楽しい。しかも電鉄会社が推奨してくれているのだから、行き止まりなどの心配もなく歩ける。



河原の光景は、歩くに従い、次々と変化する。ちょっとしたゴルフ場のような雰囲気だが、ここはコスモス園。秋になるとコスモスが一面に咲くのだろうか。



ようやく山陽新幹線の鉄橋までやってきた。まだ全行程の6割くらいしか歩いていない。



凧揚げに興じる親子。とても微笑ましく、ホッコリする光景だ。



様々なものが川を流れてくるようだが、中には樹木が根っこごと下流に運ばれているような光景にも出会う。河原で新たに根を下ろしていくようなこともありそうだ。



河原にはジョギング用の距離表示板がある。これって、どこからの距離で、どこまでの距離なんだろうか。



阪急神戸線。電車に乗っていると、全く気付いていなかったが、上下それぞれ1本ずつの鉄橋が敷設されている。



そして名神高速道路の下を潜り、



JR山陽本線の鉄橋の下を通過し、



阪神はもうすぐそこ、と思ったものの、なかなか辿りつかない。いい加減疲れてきた・・・。



海が近付いたせいなのか、あるいは整備された結果なのかは判らないけど、河原は随分と細かな砂になってきた。



ようやく見えてきた阪神武庫川駅。川幅全体が駅となっている橋上駅だ。夕暮れも近づき、既にホームには灯りがともっている。



本日の歩行軌跡は武庫川の流れそのものだ。約15km。