御堂筋天国 夏祭り

2019年8月30日(金)


御堂筋の本町~淀屋橋間で、御堂筋天国夏祭りというイベントが開催されている。スタンプラリーもあるというので、会社帰りにチョコっと立ち寄ってみることにする。



まずは北御堂へ。あいにくの雨模様だけど、そこそこ人は集まってきている。御堂筋は北御堂と南御堂を繋ぐ道ということで名づけられたはずだ。



本堂の前には、華やかな提灯を吊り下げた大きな櫓が備え付けられている。おそらくこの櫓を中心に盆踊りが行われるはずだったのだろうけど、雨天のため本堂下のホールで開催されるという。



ホールに行くと、既に大勢の人が音楽やお笑いの舞台を取り囲んでいるけど、盆踊りもこのホールでやるのだろうか。踊り手と思しき浴衣姿のご婦人方もたくさん待機されているけど、ちょっと手狭なように思える。



屋台が縁日さながらに並んでいる。皆で食べたり飲んだりのためのテーブルも用意されているけど雨天のため空振りに終わり、境内に立つ親鸞聖人も悲しそうだ。盆踊りが始まるのを待っている時間もないので次の会場に向かう。



御堂筋の側道歩道化が計画されている。交通量も減ったので結構なことだと思うが、御堂筋エリアを観光地化しようとする動きには少々疑問を感じる。まずは風格あるオフィス街としての魅力を維持・向上させたうえでなければ、御堂筋の強みを失った安っぽい賑わいにしかならないのではなかろうか。



かつては高さ31mのビルが揃い、美しいスカイラインが見られたものが、今や色々な理屈をつけて、様々な高さのビルが混在するようになった。御堂筋の地価で8階建てのビルを建設するのでは採算が合わないことも確かだけど、下手をすると余計に地価が下がってしまうのではないだろうか。



沿線企業がお金を出し合って、御堂筋には素晴らしい彫刻が並んでいる。そのうちの一体が先月転げ落ちたと聞く。悪い悪戯かと思ったけど、どうやら老朽化らしい。人気のあった太っちょダンサーの彫刻だけに、早く修復して戻ってきてもらいたい。



掲げられているフラグは、ラグビーワールドカップ一色。開催場所は東大阪の花園なんだけど、大阪市も一緒に盛り上げているようだ。それにしても、TVでラグビーワールドカップがあまり取り上げられていないように思うんだが、気のせいだろうか・・・。



第二会場はガスビル。黒と白の御影石、そして直線とカーブを美しく調和させたビルだ。御堂筋では最も古いオフィスビルだと聞くが、古臭さは全く感じられない。



雨のせいか、軒下で縮こまるように金魚すくいなどが開催されている、



様々なキッチンカーも登場している。煙突が付いた石窯ピザの車なんてのもある。



最後の会場はODONA。10年ほど前に元々小学校だったところに建てられた複合ビル(2階までが商業施設、3階以上はオフィス)だ。周囲に同様のビルが無いためか、今も浮いた存在に感じるのだけど・・・。ここは酒に特化した屋台が並んでいる。



雨のせいもあって、雨がかからない軒下の立ち飲みスペースは満員。



3つの会場でスタンプをゲット。枠のサイズを大きくはみ出した、ワイン、金魚、盆踊りのスタンプだ。よくできたスタンプだと思うのだけど、ゴールで台紙は回収されてしまった。スタンプラリーストにとっては、とても辛いことだ。



コンプリートのご褒美でドリンクチケットを貰ったけれど、立ち飲みスペースは大混雑。その他各会場で色々なものを貰ったけど、使わず仕舞いに終わった。3会場を周遊するのではなく、1ヶ所に腰を落ち着かせる方が楽しめたように思う。