【当選】前畑秀子スタンプラリー(橋本市)

2019年10月30日(水)


8月に参加した和歌山県橋本市の前畑秀子スタンプラリーに当選した。送られてきたのは、橋本市で売り出している「ひねキングカレー」と「柿酢ドリンク "かきたん"」。



カレーは、ひね鶏(卵を産まなくなった老いた鶏)をドンと入れたもののようだ。姫路で行きつけの居酒屋でもひね鶏が名物だったけど、個人的には若鶏の方が…と思ったものだけど、これはどうだろうか。楽しみだ。



総計で1000円くらいの品物になるようだ。有難くいただくことにする。

宇治十帖スタンプラリー 2019

2019年10月27日(日)


年中行事として毎年のように参加していた宇治十帖スタンプラリーに出かける。海外出張と重なったため2年連続で不参加を余儀なくされただけに久々の宇治になる。ところが、パンフレットを見ると、いつも参加していた健脚コースが無くなり、ショートコースしかない…。台風の被害の影響だろうか。



例年どおり京阪宇治駅から出発。駅前にいつもと同じくスタンプポイント「東屋」が設置されている。



平安時代の女性の旅装束、壺装束に市女笠の体験ができるところがある。平安時代といえば十二単のイメージばかりが強いけど外出できる格好ではない。裾の短い小袖に袿を羽織って、日除けと虫除けを兼ねた顔隠しの垂衣をつけた笠を被って出掛けたという。



毎年、スタンプラリー参加者にお茶を振舞ってくれる伊藤久右衛門茶房。今年も美味しくいただいた。



宇治にある伊藤久右衛門関連ショップ3店舗を対象にしたスタンプラリーが開催されることを知る。ついでにやっつけてしまおう。



三室戸寺でスタンプゲットの後、いつも参加していた健脚コースでは、大吉山に登り、天ヶ瀬吊り橋、白山神社、と宇治郊外に足を延ばすのだけど、今回のショートコースではここから再び京阪宇治駅方面に戻る。



京阪宇治駅の前にある宇治橋。大化の改新の頃に建造されたという日本三古橋のひとつだ。その後戦乱や洪水などで何度も架け替えられ、現在の橋は1996年に建造されたもの。檜をふんだんに使用して築23年とは思えない風格だ。



宇治川上流の天ヶ瀬ダム方面を望む。天ヶ瀬ダムがスタンプポイントでなくなって健脚コースはかなり距離が短くなってしまったけど、ついに健脚コースそのものが無くなるとはとても残念だ。



平等院に続く道は、いつの間にか綺麗に舗装が施され、情緒豊かな通りに変身していた。



人力車の車庫がある。2人で乗って30分で9000円。かなりの重労働だけに、これくらいは当然のように思えるけど、結構儲かりそうだなぁ…。学生時代に戻れるならやってみたいぞ。



宇治の抹茶を使ったお菓子類が年々種類を増やしているんだけど、驚くべきことに、抹茶ラーメンとか抹茶餃子のようなものまで登場していた。



この時期、宇治は納涼屋形船のシーズンが終わり、紅葉を楽しむにはちょっと早い、観光的には端境期だと思う。(だからこの時期にスタンプラリーをやっているんじゃなかろうか) でも、観光客の数はそこそこ多い。宇治人気は確実に高まっているように思う。



宇治川堤防から宇治平等院を覗き込む。入場料を払うのは勿体ないと思うのに、やはり鳳凰堂の姿を樹々の隙間からでも一目見たい。



宇治観光センター。宇治を舞台にしたアニメの登場人物やら、宇治のマスコットキャラクター「おうじちゃま」など、賑やかなことだ。さらに鵜飼をモチーフにしたと思われる「ウッティー」という新顔も登場している。



宇治観光センターではマンホールカードも配布していた。市内に多く見られるのは茶葉を組み合わせた幾何学模様のマンホールだけど、カードに選出されているのは「宇治橋に紅葉」。カラーにすれば映えそうな図柄だけど、宇治にはカラーマンホールは無いようだ。



宇治川の中州に設置されたテントがゴールポイント。4.5kmのコースでは少々寄り道しても2時間も掛からない。遠隔地からの参加者にとっては寂しすぎる所要時間だ。約15kmの健脚コースの復活を切に望む。



スタンプもたった10個。1ページで納まってしまう。宇治十帖スタンプラリーといえば、A4サイズ2ページを超えるスタンプがズラリと並ぶことで得られる達成感が堪らなかったのに…。



いつもどおり参加賞の缶バッジをいただき、抽選では栞が当たった。健脚コースが無いのは残念だけど、今年もたくさんのボランティアとスポンサーがイベントを支えてくれていることに感謝だ。



宇治十帖スタンプラリーは終了したけど、伊藤久右衛門スタンプラリーコンプリートのためJR宇治駅近くにある店舗を訪問。様々なお土産が並んでいる。



3店舗で集めたスタンプのご褒美は、宇治抹茶せんべい。帰路の電車のなかで美味しくいただいた。



本日の歩行軌跡。約6km。最後の1kmは伊藤久右衛門スタンプラリーのために歩いたものだ。



芦屋~蛙岩~七兵衛山~岡本

2019年10月22日


阪急の過去のハイキングマップより、芦屋の会下山遺跡から水平道・八幡谷を経て岡本駅まで歩いてみる。今年6月に登り始めたものの、思わぬ暑さと携帯してきた水の少なさに不安を感じて、途中で引き返したコースのリベンジになる。



芦屋市と神戸市東灘区の境界あたりの住宅街を北へ進む。住宅地とは思えない急坂だ。



このあたりには、阪急バスでも神戸市バスでもなく、「どんぐりバス」というのが乗り入れている。



適当に市境あたりを北上していけば会下山古墳に着くと思っていたのが大間違い。砂防ダムに道を塞がれて進めなくなってしまった。なぜかハイキングでも一度失敗したらケチがついて二度目も失敗するということが度々ある。



一旦坂を下って、あらためて違う道を登り直してようやく会下山遺跡の入り口までやってきた。ここからがハイキングのスタートだというのに、すでに結構疲れてしまったぞ。



前回アチコチと観察しているので竪穴式住居跡などを横目に登り続ける。それにしても、どうしてこのような高地に弥生人は集落を作ったのだろうか。阪神間をとんでもない津波が襲来したなんてことがあったのかもしれないと勘繰る。



会下山遺跡を登りきると、道は藪で覆われている。ちょっと不安になるが、二度続けてのリタイアはできないと、頑張って登り続ける。



蛙岩。岩を一周して観察したが、あまり蛙っぽくは見えない…。



三叉路に差し掛かる。右に進むと風吹岩から六甲山頂なんだけど、今日は写真の左奥、水平道と呼ばれる道へと向かう。



なんだか鬱蒼とした道を進む。それほどマイナーな道とは思えないのだけど、誰ひとりとも出会わない。



山中で猫に遭遇。以前風吹岩の近くで出会った猫に似ている。ひょっとして同じ猫かもしれない。その時は、直後にイノシシが現れて驚いたことを思い出す。それにしても、こんな山中でこの猫は何を餌にして生きているのだろうか。



水平だから水平道、と名付けられたのかどうかは知らないけれど、山中のことなので、アップダウンはそれなりにある。でも、驚くほど水平のところがあったりもする。



しばらく水平道で南下してきたが、突如ヘアピンカーブをきるように北上に転じる。頂上を目指す訳でもなく、尾根を縦走するのでもない、このようなルートは、どこをどう歩いているのか、まるで分らなくなってしまう。



森林浴コースと名付けられた道。確かに樹々が発する清浄な空気、微かな香りや音が、呼吸のリズムを整え、さらに体内の毒素を吸い取ってくれるように感じる。



まあ、ノンビリとした林道歩きばかりではなく、石がゴロゴロと転がった難路もあったりするけど、適当な変化がある方が楽しい。



檜などはしっかりと枝打ちもされ、結構な大木に育ってきている。あまり六甲山系での林業というのは聞かないけれど、しっかりとメンテされている森もあるようだ。



七兵衛山の山頂にやってきた。山頂付近の樹々は伐採され、休憩ベンチなども設置されている。



眺望は抜群。やや曇っているのが残念だけど、神戸の街、六甲アイランドなどが一望できる。



打越峠を経て、岡本に向かって林道を下っていく。



八幡谷にやってきた。お地蔵さんや祠が並んでいる。これは「山の神」が祭られている祠なんだそうだ。無事ここまで下山してきたことを感謝して手を合わす。



急な坂道には、周囲の雑木林から切り出したと思われる木を繋ぎ合わせた手すりが付けられている。手近な材料を使ってはいるけど結構手間が掛かっているようだ。



ゴツゴツでウネウネしている急坂を進んでいく。簡単には下山させてもらえない…。このあたりは岡本断層と呼ばれるところだ。



2体の石像が門番のように道に立っている。



岡本に無事到着。川の上流に見えるのが七兵衛山のはずだ。



本日の歩行軌跡。およそ10km。


灘の酒蔵めぐり(2019)

2019年10月20日(日)


もう何回目になるだろうか。年中行事になっている灘の酒蔵探訪スタンプラリーに今年も出掛ける。昨年から西宮・今津の酒蔵の参加により灘五郷全体のイベントに発展した。



阪神電車の後押しが年々強烈になっている。各種PRチラシや電車広告、さらに電車のラッピングから駅の広告板など、阪神沿線の定番観光スポットになりつつある。



魚崎駅からスタート。国道43号線の下をくぐるトンネルに「清流くぐり」という名前がついていることに今更ながら気づく。清流っていうけど、歩道の上には国道があるばかりなんだけど…。



最初は櫻政宗。お洒落なレストランや土産物屋が入った記念館「櫻宴」を訪問する。



続いては同じく魚崎郷の浜福鶴。和傘などで華やかな売り場を演出している。



魚崎郷の地区計画が掲示されている。ホテルや風俗営業は禁止されているらしい。神戸市では、ほかに北野、有馬、南京町、旧居留地など、10以上の地域と景観形成市民協定を締結しているようだ。



ただ川を越えれば御影郷になるとはいえ、魚崎郷の西を流れる住吉川のうえを走る六甲ライナーはちょっと残念な存在。お洒落な造りではあるけど目障りだなぁ…。



御影郷の菊正宗。落ち着きのある、いかにも酒蔵っぽい木造壁の建物が広報施設になっている。他では見られないのに、ここだけは神戸市が制定した「日本酒で乾杯条例」をアピールする幟を掲げている。



先に巨大な酒蔵関連施設が立ち並び、その後、余剰地を住宅や商業施設に割譲していった地域だけあって、道の上を斜めに横断するパイプなどまずは酒造設備が優先されている。



白鶴酒造。2フロアを使って、何体もの人形を設置した昔の酒造を再現した展示は、いつものことながら見ごたえがある。



菊正宗本社ビルの脇に加納治五郎の生誕碑を発見。こんなの以前は無かったはずだ。NHK大河「いだてん」の放映に合わせて制作・設置したに違いない。



福寿の神戸酒心館。ノーベル賞の晩餐会で振舞われる酒に選ばれたということで、この季節、日本人のノーベル賞受賞者が出ると盛り上がる。



酒造メーカーでないスタンプポイントもある。佃煮などを売る誠味屋もそのひとつ。創業者の人形が店の入り口に立っているのだけど、今年はハロウィンの衣裳を着せられていた。



こちらもスタンプポイントになっている甲南漬。誠味屋もそうだけど、試食させていただけるのは有難いけど、つい色々と買ってしまう…。



御影郷と西郷を隔てる都賀川。今は水位も低く子供たちが水遊びをしている。しかし一旦大雨が降ると一気に水が押し寄せる川なので、川岸の堤防はとても高い。



西郷の代表、沢の鶴。ここも灘の老舗酒蔵らしい風格のある造りの資料館になっている。玄関には菰樽が積み上げられている。



勝手知ったる道なので、迷うこともなく2時間ほどで神戸市内の魚崎・御影・西の三郷のスタンプをコンプリート。大石駅から西宮駅まで阪神電車で移動し、西宮市内の西宮郷、今津郷のスタンプポイントを巡ることにする。



神戸市内の三郷と異なり、西宮市内の酒蔵付近には、多くの宮水汲み上げ施設が見られる。大関や日本盛、白鹿のような西宮市内の酒蔵だけでなく、菊正宗、櫻政宗など神戸市内の酒蔵の名前も見える。今や宮水を使用した酒造りは限定的と聞いたりもするけど、輸送も含めてどのような仕掛けになっているのだろうか。



白鷹の禄水苑。ギフトショップやレストランに合わせて「暮らしの展示室」というものが設置されている。江戸末期から戦前までこの地にあった白鷹家元の旧宅を再現したものだ。当時の酒造家の暮らしぶりを窺い知ることができる。


こちらは白鹿のクラシックス。蔵元直営のレストランやギフトショップが入るモダンな建物だ。



小ぶりな酒蔵もスタンプポイントになっている。こちらは徳若、奥に見えるのは寶娘。




日本盛の煉瓦館。洒落たレストランやショップのほかに、ガラス工房も併設されている。



最後は今津の大関、関寿庵。玄関前には、大関酒造が江戸との海上交易のための樽廻船と、今も残る最古の民間木製灯台「今津灯台」の模型が設置されている。



灘五郷の計15ケのスタンプをコンプリート。



西宮市内の歩行軌跡、5km弱。神戸市内分と含めて、今日は計13kmほどのウォーキングだった。