宇治十帖スタンプラリー 2019

2019年10月27日(日)


年中行事として毎年のように参加していた宇治十帖スタンプラリーに出かける。海外出張と重なったため2年連続で不参加を余儀なくされただけに久々の宇治になる。ところが、パンフレットを見ると、いつも参加していた健脚コースが無くなり、ショートコースしかない…。台風の被害の影響だろうか。



例年どおり京阪宇治駅から出発。駅前にいつもと同じくスタンプポイント「東屋」が設置されている。



平安時代の女性の旅装束、壺装束に市女笠の体験ができるところがある。平安時代といえば十二単のイメージばかりが強いけど外出できる格好ではない。裾の短い小袖に袿を羽織って、日除けと虫除けを兼ねた顔隠しの垂衣をつけた笠を被って出掛けたという。



毎年、スタンプラリー参加者にお茶を振舞ってくれる伊藤久右衛門茶房。今年も美味しくいただいた。



宇治にある伊藤久右衛門関連ショップ3店舗を対象にしたスタンプラリーが開催されることを知る。ついでにやっつけてしまおう。



三室戸寺でスタンプゲットの後、いつも参加していた健脚コースでは、大吉山に登り、天ヶ瀬吊り橋、白山神社、と宇治郊外に足を延ばすのだけど、今回のショートコースではここから再び京阪宇治駅方面に戻る。



京阪宇治駅の前にある宇治橋。大化の改新の頃に建造されたという日本三古橋のひとつだ。その後戦乱や洪水などで何度も架け替えられ、現在の橋は1996年に建造されたもの。檜をふんだんに使用して築23年とは思えない風格だ。



宇治川上流の天ヶ瀬ダム方面を望む。天ヶ瀬ダムがスタンプポイントでなくなって健脚コースはかなり距離が短くなってしまったけど、ついに健脚コースそのものが無くなるとはとても残念だ。



平等院に続く道は、いつの間にか綺麗に舗装が施され、情緒豊かな通りに変身していた。



人力車の車庫がある。2人で乗って30分で9000円。かなりの重労働だけに、これくらいは当然のように思えるけど、結構儲かりそうだなぁ…。学生時代に戻れるならやってみたいぞ。



宇治の抹茶を使ったお菓子類が年々種類を増やしているんだけど、驚くべきことに、抹茶ラーメンとか抹茶餃子のようなものまで登場していた。



この時期、宇治は納涼屋形船のシーズンが終わり、紅葉を楽しむにはちょっと早い、観光的には端境期だと思う。(だからこの時期にスタンプラリーをやっているんじゃなかろうか) でも、観光客の数はそこそこ多い。宇治人気は確実に高まっているように思う。



宇治川堤防から宇治平等院を覗き込む。入場料を払うのは勿体ないと思うのに、やはり鳳凰堂の姿を樹々の隙間からでも一目見たい。



宇治観光センター。宇治を舞台にしたアニメの登場人物やら、宇治のマスコットキャラクター「おうじちゃま」など、賑やかなことだ。さらに鵜飼をモチーフにしたと思われる「ウッティー」という新顔も登場している。



宇治観光センターではマンホールカードも配布していた。市内に多く見られるのは茶葉を組み合わせた幾何学模様のマンホールだけど、カードに選出されているのは「宇治橋に紅葉」。カラーにすれば映えそうな図柄だけど、宇治にはカラーマンホールは無いようだ。



宇治川の中州に設置されたテントがゴールポイント。4.5kmのコースでは少々寄り道しても2時間も掛からない。遠隔地からの参加者にとっては寂しすぎる所要時間だ。約15kmの健脚コースの復活を切に望む。



スタンプもたった10個。1ページで納まってしまう。宇治十帖スタンプラリーといえば、A4サイズ2ページを超えるスタンプがズラリと並ぶことで得られる達成感が堪らなかったのに…。



いつもどおり参加賞の缶バッジをいただき、抽選では栞が当たった。健脚コースが無いのは残念だけど、今年もたくさんのボランティアとスポンサーがイベントを支えてくれていることに感謝だ。



宇治十帖スタンプラリーは終了したけど、伊藤久右衛門スタンプラリーコンプリートのためJR宇治駅近くにある店舗を訪問。様々なお土産が並んでいる。



3店舗で集めたスタンプのご褒美は、宇治抹茶せんべい。帰路の電車のなかで美味しくいただいた。



本日の歩行軌跡。約6km。最後の1kmは伊藤久右衛門スタンプラリーのために歩いたものだ。