能勢電鉄妙見口駅~黒川ケーブル駅 おさんぽらりー

2020年7月18日 ①

久しぶりに兵庫県と大阪府の境界にまたがる妙見山に登ってみよう。暑さと降雨の可能性をそしてヤマビルとの遭遇を避けながら兵庫県内で登れそうな山は限られてくる。それに妙見口駅でスタンプラリーも開催中なのだ。



スタンプラリーは能勢電妙見口駅から、1㎞ほど先にある妙見山ロープウェイの黒川駅まで歩く観光客に楽しんでもらうために企画されたもののようだ。妙見口駅前のお店は以前にも増してイノシシ肉などジビエ系の食品を扱うようになっているようだ。



黒川駅までの道は花折街道とも呼ばれる旧能勢街道を進む。地元で産出された街道碑が道のところどころに立てられている。



妙見口駅で1つ目のスタンプをゲットして、ものの2~3分も歩かないうちに2つ目のスタンプポイントがある。



昨今スタンプラリーのデジタル化が進んでいるけど、ここでは嬉しいことにリアルスタンプを採用している。特製のシャチハタが雨除けのプラコップの中に吊るされている。スタンプを持ち帰る不届者が多発することが、リアルスタンプの欠点のひとつになっている。



もっともこの地域は至って静かで落ち着いたところ。建物の軒先の前庭にポツンとスタンプラリーの立看板がありスタンプが吊り下げられている。都会のスタンプラリーではありがちな悪戯で、看板がスタンプの乱れ押しで汚されているようなこともない。



喧噪とは無縁の静かな道が続く。



ところどころに立てられている石像は可愛い道祖神だ。外部から禍が入ってくることを守ってくれる神様だ。荒んだ都会の風潮がこの静かな田園地帯に及ばないことを願いたい。



ゴールの黒川ケーブル駅。妙見山頂までは、このケーブル、さらにリフトを乗り継いで行くことができる。何度もここには来ているけれど、歩いてばかりなので実は乗車したことはない…。



ケーブルにも乗らず申し訳ないけれど、スタンプ4つをコンプリートしたご褒美として、黒川駅の駅員さんから絵葉書を頂戴する。



所要時間はわずか20分ほどとはいえ、随分と久しぶりのスタンプラリーを楽しむことができた。黒川ケーブル駅から大堂越ルートで山頂を目指すが、登山の様子については別の記事としてアップしたい。